もともと特別なオンリーワン

 どのような日本酒がお好みだろうか?

 日本酒は、※精米歩合や原料などによって、名称が異なる。
 等級で言えば、「純米大吟醸」が1番上で、次に「大吟醸」、「純米吟醸」、「吟醸」…………というように続いていく。
 価格にしても、大体が、この等級に沿って値段が付けられている。

※お米をどれだけ削ったのかを表す数値のこと(例:精米歩合60%は、外側の40%を削っている)。削れば削るほど、同じ量のお酒を造るのに、たくさんの原料を必要とする。そのため精米する量が多ければ価格は上がる。

「純米大吟醸」が1番おいしい?


 確かに、純米大吟醸でマズいなんてことは、ほとんどない。いや、僕は一度もない。でも、好みは、人によって様々である。
 銘柄によっては、純米大吟醸よりも、純米吟醸や純米がおいしいこともある。

 かくいう僕も、純米吟醸くらいがちょうどよくて、1番おいしいと感じることが多い。

 
 よくあるのが、「純米」主義(アルコール添加しているものは好まない)。
 個人としてこだわりを持つことは、芯が通っていて素晴らしい! だけどそれを、他人にも強制してしまえば、それはワガママ以外のなにものでもなくなる。
 人の好みをとやかく言うのは、愉快じゃないから。

これがオススメ「アル添」だ


 基本的には、僕も「純米」が好きな傾向ではあるが、「アル添」にも大好きなお酒がたくさんある。
 この前、飲んで驚いたのが、岐阜県揖斐郡 杉原酒造『吟撰 射美』。「アル添」なのに、「純米」よりも角がなく、飲みやすかった。

 1番歌のうまい人が、オリコンランキングで1位になるわけではないように、1番精米している日本酒が、1番おいしいわけではない。
 あなたのナンバーワンが、あなたのオンリーワン。

 1番になるには、それなりの「理由」があることも忘れてはいけない。

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