営業担当の高岡伸之介さんと、蔵人の楠井崇裕さんにお話を伺いました。
お二人の酒材(取材)ではなく、僕のお悩み相談を、おいしいお酒を飲みながらさせていただきました。
梅乃宿さんの酒材(取材)は、後日あらためて伺います。
「SAKE BAR 和~かず~」オープンを前に、疑問、質問をぶつけて、アドバイスをいただきました。4時間にも亘ってお話をしたので、すべては書ききれません。
特に印象に残った会話の一部だけを抜粋します。
どんなお酒を取り揃えるか
栗本(以下、栗) 僕の店では、梅乃宿さんのお酒をメインにして置きたいんです。梅乃宿さん(以下、梅) それは、もちろんありがたいことです。だけど、なぜウチのお酒をメインにしたいんですか?
栗 おいしくて、いつも飲ませていただいているからです。
梅 たとえば、どういったものがお好みですか?
栗 「風香 純米大吟醸」や「アンフィルタード・サケ」が好きですね。
梅 なるほど。ふくよかな香りがするような、『いま』風のお酒ですね。
栗 僕の好みはそうですが、お店には、それ以外のものも。バランスよく置きたいですね。
梅 でもそれなら、たとえばですけど「風の森」さんなんかも好きなんじゃないですか?
栗 そうですね。好きですね。
梅 それなのに、風の森さんじゃなくて、ウチのお酒をメインにするのには、訳があるんですか?
栗 はい……(答えられない)
お酒を造りましょう
梅 それなら一度、ウチの蔵にお越しください。そして一緒にお酒を造りましょう。
栗 え?
梅 別に、ウチのお酒以外もたくさん取り揃えていていいと思うんです。ただやみくもにウチのお酒を出していただくよりは、いろいろなお酒を取り揃えていて、「中でもウチのお酒がオススメです」と言ってもらったほうが、お客様としては、こだわりが感じられて嬉しいですもんね。
栗 たしかに、そうですね。でもそれと、お酒造りを一緒にすることとは、なにか関係があるのですか?
梅 お酒を造ると、そのお酒に対して愛着が湧きます。飲んでいて好きなのはもちろん、自分の手で造ったお酒となると、もっと好きになりますし、オススメする説得力が増します。だから一度、体験してみたらいいと思いますよ。
栗 なるほど。その発想はありませんでした。
梅 せっかくウチのお酒を好きでいてくださるので、もっともっとウチのお酒について、知ってもらえると、また違った視点が生まれてくると思います。
まとめ
お酒を提供することばかりに気を取られていて、「造る」という思いもよらなかった発想に、驚きと感動をおぼえたので、ほんの一部ですが抜粋してみました。
このような仕事のアドバイスはもちろん、プライベートなお話まで本当に充実した内容でした。
高岡さん、楠井さん、本当にありがとうございます!
今回訪れたお店(大和八木駅周辺)と、飲んだ梅乃宿さんのお酒
『土佐の恵 いだき』 鰹のたたきが絶品! 八木西口駅から徒歩1分。「アンフィルタード・サケ」
『旬菜・中華バル ミツカン』 名物よだれ鶏でお酒がすすむ! 大和八木駅北口からスキップ50回。「奈良流五段仕込み」
ご協力してくださった皆様、ありがとうございました。
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