お酒の流儀

 酒屋さん巡りをしてきた。
 時間も限られているので、3件ほどなのだけど、これだけで酒屋さんが大好きになった。

 実は、日本酒作家と謳いながらも、これまで酒屋さんには、ほとんど行くことがなかった。
 この前、『酒商・のより』さんには、バーカウンターがあるということで、SAKETIMESの酒材(取材)で行ったけれど、ほんとに、そのときくらい。

 お酒は近くのスーパーや百貨店で買っていたし、酒屋さんに行ったとしても、物色して、好みのお酒をパッと選んで購入するくらいだった。


それぞれのプロフェッショナル

・蔵元……おいしいお酒を造るプロ
・酒屋……おいしいお酒を売るプロ
・飲食店……おいしいお酒を提供するプロ

 こうした、それぞれのプロフェッショナルが集まってこそ、お客さまは、おいしいお酒を飲むことができる。

 酒屋さんによって、コンセプトやこだわりは違うのだけど、それぞれの酒屋さんに共通している思いがある。
 それは、「お客さまに、おいしいお酒を飲んでもらいたい」ということ。

 当たり前のように思えるけれど、当たり前じゃない。
 自分の店だけが儲かればいいなどと考えているところは1つもなくて、それは蔵元さんにしても、飲食店さんにしても同じ。

 お客さまが、おいしいお酒を飲めるように。
 そして、お酒を通じて、信用を繋いでいくように。

 それが元来、日本人が大切にしてきた、『和』じゃないかと思う。
 日本酒のことを『和酒』というけれど、日本のお酒という意味だけじゃなく、そういった「お酒のプロ」の思いが込められているのではないだろうか。


――今回、訪れた酒屋さん――

『登酒店』さん……JR・近鉄天理駅から徒歩5分 TEL 0743-62-0218
『酒のあべたや』さん……近鉄田原本駅から徒歩6分 TEL 0744-32-4335
『森田酒店』さん……JR畝傍駅から徒歩10秒 TEL 0744-22-2438

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