日本酒は自然に囲まれて

 僕のお盆休み。もとい、「日本酒休み」の様子を書き留める。
 「日本酒休み」とは、日本酒を飲むのを休むことではなく、仕事を休んで日本酒を飲むことである。
 素直に楽しみ、笑い、日本酒を堪能した時間だった。

1日目。川の流れのように

 普段、日本酒を飲むのは、家にしても、店にしても、室内がほとんどだ。
 屋外での日本酒イベントや、ちょっと背伸びをして家の庭など、外で飲むこともたまにはあるけれど、自然に囲まれて飲んでいる印象はあまりない。
 自然に囲まれて飲む日本酒のおいしさは格別だ。

 奈良県には海がない。それは悲しいことでもあり、嬉しいことでもある。
 置かれた環境で、精一杯生きることが大切なのだと思う。

 だから奈良県民は、海に憧れない。川を誇るのだ。

 友人と3人で、奈良県川上村でBBQをした。
 清らかな川のせせらぎに耳を傾ける。
 焼肉と一緒に、『淡麗純米 ねぶた』を飲む。
 自然と、そして優しさに囲まれて飲む日本酒は最高だ。

2日目。完全感覚Dreamer

 翌日は別のメンバーで奈良県上北山村へ。
 川遊びをしてから、少しだけ『笑四季 Sensation Black』を飲んだ。僕の大好きな滋賀県のお酒。
 Sensationとは、翻訳すると「感覚」だ。
 なるほど感覚を委ねて。
 和佐又山を登り、キャンプ場でBBQ。
 『風の森 露葉風 純米』で乾杯した。
 普段、日本酒をほとんど飲まないという人にも薦めて、「おいしい」の声をもらう。
 こういうときってお互いに嬉しくなるよね。こういう機会をどのようにして増やしていくかが今後の課題。
 日本酒じゃないけど、『梅乃宿 福本愛菜』も。なんと、メロン味のリキュール。
 名前でピンと来た人もいるだろう。そう。元NMB48で、いまは吉本新喜劇で活躍されている彼女の名前が付いたお酒。
 僕の大好きで尊敬する女性だ。
 自分の名前がお酒になるなんて、スゴい!

 自分のことばかりで、友だちとの時間も会話も充分に作れていなかったのだと気付いた。
 大切なものを得るために、大切なものを犠牲にしてちゃ、元も子もない。

 そんな日本酒作家の、そんな日本酒休み。

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