ココハイロ ~いいお店の条件~

 僕は常々、日本酒のおいしいお店を探し求めている。
 「それなり」のお店はよくあるのだが、「おっ、いいやん」と感じるお店は、意外に少ない。

 先日、その「おっ、いいやん」と感じるお店を新しく見つけたので、ご紹介する。

 近鉄大阪線の河内山本駅から徒歩0分の『日本酒バー ココハイロ』さん。
 駅を降りてすぐに立てられた看板を見つけて、僕は思った。

「ここ、入ろう~」 

 階段を上がると、フィットネスクラブがある。
 フィットネスクラブに併設されているという、なんとも斬新なつくり。
 僕が、このフィットネスクラブの会員なら、毎日ワークアウト終わりに日本酒を飲んで帰るだろう。

今回飲んだ日本酒

 1人1日1回のみ注文できる「飲み比べセット」
 好きな日本酒3種類と小鉢がついて816円で楽しめる。ハイロだけに。
 たとえば純米大吟醸を3つ選んでもいいので、なんともお得だ。

 僕は、大好きな『紀土 純米大吟醸』と、同じく『写楽 純米吟醸』、店主オススメの『田光 純米吟醸』を注文した。

 一緒に行った先輩は、『ゆきの美人 純米』『開運 純米』『久保田 紅寿』を注文。
 お互いに分けて飲み比べたので、開始早々6種類の日本酒を味わった。

 ここからは単品注文。
 初めて飲んだ『独楽蔵 円熟純米吟醸』

 奈良県奈良市のお酒だが、初めて飲んだ『天女の舞 純米大吟醸』

 最近特に気になっている愛知のお酒。
 王道で、久しぶりに飲んだ『醸し人九平次』

 最後は、また大好きな『車坂』で、いい気分。

いいお店の条件


 僕が思う、「日本酒のおいしいお店」の条件は、大きく2つある。
 当たり前のことなのだけど、なかなかその2つの条件を満たしているお店は見当たらない。

コストパフォーマンス

 明らかに高い値段がつけられている……と感じたら、それはいいお店と思わない。
 僕が、なにかの拍子で大富豪になったとしても、同じことを言うだろう。このあたりはシビアだ。
 たとえ、お酒1杯の値段が高くても、それに納得できるような味、雰囲気、気分を感じられたら、それはいいお店である。
 安くて、おいしいお酒を出してくれるところには、いつも感動を覚える。

日本酒へのこだわり

 別に深い知識はいらないけど、店主やスタッフが、日本酒を好きな気持ちを持っているかどうか。
 日本酒ブームで儲かりそう、などと中途半端な気持ちのお店で飲んでも、やはりおいしくない。
 同じお酒を飲んでも味が違って感じる不思議。
 それなら、ロボットに注いでもらったほうが量も正確だし、まだいいと思える。
 グラスには、お酒とともに愛情も注いでほしいのだ。

 このように、当たり前のことかもしれないけれど、両方を満たしているお店は、実はそんなに多くない。
 だからこそ、今回の『ココハイロ』さんのような、「いいお店」を見つけるたびに、僕は嬉しくなる。「やっぱり日本酒って、おいしいよな」と感じる。

 みなさんが、「ここ、入ろう~」と思うようなお店は、どんなところだろうか?

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