酔い久留米る

福岡県は久留米市の地酒3本セットをいただきました。
『純米吟醸 山の壽』『純米吟醸 庭のうぐいす』『特別純米 庭のうぐいす』です。

今回は、これらを飲んで感じた、「日本酒とは?」といったことを述べていきます。

日本酒は、人じゃないか

数種類の日本酒を飲み比べると、1種類の日本酒だけを飲むのとは違った、新たな発見をすることがあります。
たとえば、飲む順番によって日本酒の味が変わった経験はありませんか?

もちろん、飲む順番が変わったとて、日本酒の味に変化はありません。
それなのに「味が変わる」のは、比較対象ができたことによって、感じ方や捉え方に変化が起こるからなんですね。

これはロボットには真似できない、繊細かつテキトーな、人ならではの「おもしろさ」だと思います。
今回いただいた、久留米市の地酒3本セットを、料理に合わせて、気分に合わせて、環境に合わせて、いろいろな視点で飲み比べてみます。

同じ地域の地酒なのに、どれもグンと違った味わいで、だけど共通する部分もあって、それぞれ素敵な個性を持っていました。

「日本酒って、なんか、人みたい!」
いろんな人がいて、いろんな感情があって、おもしろい。

日本酒も人も一緒。
そのときどきに望む人(酒)に出合えたときや、感情に立ち合えたとき、「幸せ」が紡がれるのかもしれないですね。


同郷のシンクロニシティ

『山の壽』と、博多の明太子を合わせてみました。
福岡県同士の組み合わせです。

まことに、おいしいばい!でした。

これは料理と日本酒を合わせるコツです。
そう、「同じ地域のものは合いやすい」のです。
その土地ならではの食材を使った「郷土料理」と、その土地の気候風土を生かして造られた「地酒」との関係は、非常に結びつきが強いと言えます。

あくまで一例ですが、
濃い味付けを食す傾向にある山間部では、濃い味わいの地酒が多く、海沿いの魚介類を使った郷土料理がある地域では、淡麗な飲み口の地酒が多くあります。

現代では、国際色豊かな食卓になりましたし、地酒も多種多様なものが造られるようになりました。
日本酒×フランス料理のように、外国の料理と掛け合わせることも注目されてきています。

遠いもの同士を掛け合わせる「文化」も、その地域のもの同士を組み合わせる「歴史」も、どちらも大切。忘れずにいたいですね。

「日本酒のこと、ちかっぱ好いと~よ!」

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