酒器で変わる味わい
同じお酒であっても、酒器によって、味わいが違ったものになる。
色調を美しく見せるグラスを選んだり、季節によって雰囲気を演出したり、香りの広がりという面から見ても、酒器選びは、おいしくお酒を味わうために、とても大切だということがわかる。
昔は、お猪口や升で飲むのが主流だったけど、近頃は、「ワイングラスでおいしい日本酒」なんて言葉もあるくらい、香り高い飲み物である日本酒は、ワイングラスで飲むのがおいしいものもある。
1つのお酒で、酒器の選択肢がこれほどあるのは、日本酒くらいではないだろうか?
これも日本酒の魅力だと思う。
両親が山口県の萩市へ旅行した際、クイズラリーをしたそうで、その景品の「萩ガラス」をいただいた。
萩は萩焼でも有名だけれど、今回は、萩ガラスに注目してみたい。
添付した写真のようなグラスだ。
果たして、ここに日本酒を入れて飲むと、おいしいのだろうか?
どんなお酒を入れよう?
このグラスを見て思ったのが、「古酒が合いそう!」だ。
古酒とは、熟成させた日本酒で、色が山吹色や琥珀色に変化することが特徴だ。
その独特の美しい色調を演出できそうだと、日本酒作家は考えた。
……実際に、注いでみた。
想像以上に素敵だった。
綺麗でしょ?フフ―♪
アン・ルイスもビックリの色調だ。あゝ無情。
クリームチーズに、バナナや干しブドウなどの果実と合わせたときに飲みたい。
これからの日本酒の文化は、味わいや香り以外にも、視覚情報としての価値が高まると予想する。
日本酒の銘柄だけじゃなく、酒器にこだわってみるのも、楽しみが広がる要素なので、ちょっと考えてみるとおもしろい。
いまは夏に向けて、「江戸切子グラス」を狙っている。
日本酒が好き(しゅき)だからー!!
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